本プロジェクトでは、超小型人工衛星「YODAKA」の打ち上げを2024年に予定しており、花巻北高等学校の高校生たちがミッションを実行予定です。
「YODAKA」を使って行うミッションは、
「短歌の上の句(5・7・5)下の句(7・7)を全国から募り、それぞれを花巻市内または国内の決まった場所から送信し、短歌を完成させて、花巻とその他の地域との交流を図る。」ものです。
複数の地域から上の句を募集し、花巻北の生徒に下の句を作成してもらい、宇宙を介して偶然出会った上の句と下の句で連歌を完成させて、花巻と全国をつなぐミッションです。
(※上の句については、以下サイトにて公募されていますので、ご参照ください。https://up-hanamaki.com/article/239/)
その「YODAKA」に短歌のデータを送るための通信機製作を、衛星開発・製造を実施いただいたアークエッジ・スペース、プロジェクトの運営・衛星開発のサポートを実施しているSpace BDのサポートのもと、花巻北高等学校から約20名の高校生が参加し、実施しました。
通信機の製作の前に、まずは人工衛星について理解を深めるために、人工衛星開発と利活用について、アークエッジ・スペースの辻様より講義をしていただきました。日本だけでなく世界での人工衛星の開発や活用のトレンドについて、クイズやディスカッションを交えながら教えていただき、人工衛星についてより深く学ぶことができました。
次に、いよいよ通信機の製作です。製作はアークエッジ・スペースの小野寺様よりレクチャーをしていただきました。手順書を見ながら部品の取り付け方に注意して、丁寧に一つずつ作業を行いました。組立の中では、実際に人工衛星の設計時にも気にするような点や、人工衛星の組立時に使用する工具についても説明していただきました。
最後は実際に「YODAKA」と通信をする際の流れを、学校の屋上でシミュレーションしてみました。学校の屋上は周囲に高い建物がなく視界が開けているので、「YODAKA」と通信する際の好条件な場所とのことでした。
実際の通信実験は2025年1月を予定しております。「YODAKA」の打ち上げ、ISSからの放出が無事に成功することを願うばかりです!!
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