2022.04.26

UP花巻で打ち上げる衛星のミッションと名称が決定!

4月26日(火)花巻市総合体育館にて、UP花巻に参画する岩手県立花巻北高等学校(花巻北高)の全校生徒の皆さんと共に衛星が宇宙空間で担うミッションを決定しました。

2年生・3年生全員、1年生有志により総勢約550名、計184チームが参加し、予選を勝ち抜いた8チームが、4月25日のミッション決定会のステージでプレゼンテーションしました。

当日は、審査員による審査票と、全校生徒による投票でミッションを決定しました。

各チームによるプレゼンテーションでは、聴衆に投げかけるような発表や、入念に下調べしたミッション案に聞き入るような発表があり、質疑応答も盛況。ミッション内容としては、花巻の地場産業に貢献するもの、花巻内外との交流を図るもの、アート・芸術に関するものなど、幅広いプレゼンテーションがありました。

花巻から短歌を世界に

投票と審査の結果、衛星を使って世界中の人と短歌を作って交流を図る案が採用されました。

花巻から衛星へ上の句(5・7・5)を送信し、外国など他の地域から衛星へ下の句(7・7)を送信し、上の句・下の句を合わせて短歌を完成させたものを衛星から地上に送り短歌を通じて花巻とその他の地域との交流を図ります。

花巻衛星「よだか」

また、UP花巻で2024年の打ち上げを目指す衛星の名称が「よだか/YODAKA」に決定しました。

これも花巻北高生徒の案で、由来は花巻出身の作家宮沢賢治氏の作品「よだかの星」です。

「宇宙へのぼっていき星となったよだかと同じように、宇宙へと打ち上げられる衛星が機能する限り輝き続けてほしい。また、花巻市、花巻北高校を宇宙から見守ってほしい」「花巻市の象徴とも言える宮沢賢治の童話で星となるよだかが花巻と世界を繋いでくれたら素敵だ」「主人公よだかが願いを叶えて星になれたように、衛星が無事に打ち上げられ、空から星のように私たちを見守ってくれることを願って」などという想いが込められています。

 

【イベント概要】

日時:2022年4月25日(火)

場所:花巻市総合体育館(岩手県花巻市松園町50)

参加者:

・岩手県立花巻北高等学校全校生徒、教職員、学校関係者(約740名)

・合同会社SPACE VALUE様

・株式会社アークエッジ・スペース様

・Space BD株式会社

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