2024年12月21日(土)、23日(月)、24日(火)の3日間、岩手県立花巻北高等学校にて、1年生、2年生を対象にSTEAM教材を利用したワークショップが行われました。
今回のワークショップでは月面でのローバーの探査活動を模擬してミッションを行います。今回のワークショップでは、ローバーのモデル「ブロックローバー」そして探査機のモデル「toio」を使って自走、そして連動させるプログラミングを体験するものでした。月面で作業を行うローバーは、地球からのリアルタイムでのコントロールが難しいために、自らが持つセンサーを使って自走する必要があるという設定で行われました。
月面を模した紙の上で、カラーセンサーを搭載している「ブロックローバー」に探査機「toio」を見つけさせ、ローバーがぶつかった衝撃を合図に移動させるプログラムをいかに作っていくか、タブレット上のビジュアルプログラミングで4〜6人1チームで試行錯誤しながらのミッションにチャレンジしました。
何度も試行錯誤しながら、ブロックローバーのカラーセンサーが読み取りやすい「toio」のデザインを考え、プログラムを書き直し、トライ&エラーを繰り返しによって生徒たちはプログラムのロジックを学んでいきます。
取材に入ったこのクラスでは、1時間の中で9チーム中1チームが成功できました。他にも本番は失敗したもののテストでは成功したチーム、時間切れとなり、もう少し時間があれば成功したであろうチームもあって、STEAM教育としては密度の濃いワークショップになったであろうと思います。
最後に、花巻北高が関わってきて、昨年秋、宇宙空間に放出された人工衛星「YODAKA」の状況共有、「短歌ミッション」の現状共有がありました。次回はついに、短歌を「YODAKA」に送ります。お楽しみに!
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