2024年8月15日、花巻の鎮守である鳥谷崎神社にて、「YODAKA」打ち上げを祈願する祭式が行われました。
参列者はUP花巻プロジェクト代表である合同会社SPACE VALUEの安藤修一代表社員、運営に携わるSpace BD株式会社からは西真一郎教育事業開発マネージャーのほか3名、そしてUP花巻プロジェクトにおいて宇宙と地場産業のコラボプロジェクトに参画している株式会社伊藤染工場の伊藤純子代表取締役、人工衛星開発に携わった岩手県立花巻北高の生徒たち、そして伝統の花巻まつりにおいて「YODAKA」をモチーフに取り入れた山車をご披露予定の花巻市西大通り振興会高橋様など、約20名。
実際の人工衛星「YODAKA」はすでにJAXAに引き渡されているため、祭壇には「YODAKA」のモックアップ(模型)と、今回初お披露目となった「UCHU DARUMA」が置かれました。
「UCHU DARUMA」は「文化を纏う」をコンセプトにイタリアと日本の素材を組み合わせたアイテムを展開するブランド「renacnatta」を運営する株式会社Dodici代表取締役 大河内愛加氏のプロデュースにより作られました。宇宙を活用して花巻の地場産業を盛り上げる「UP花巻 地場産業プログラム」として、花巻市に拠点を置き伝統の本染めを展開する伊藤染工場にて染められた布で覆われ、2023年にSpace BDが主導するプロジェクトにて宇宙空間に打ち上げられ、宇宙空間にさらされて戻ってきたプレートで目が作られています。
祭式では神道の手順に則って行われ、打ち上げ成功祈願の祝詞のあと、安藤代表による玉串奉納。そして祭式をサポートした円万寺流上根子神楽(えんまんじりゅうかみねこかぐら)によって権現舞(ごんげんまい)が奉納されました。
今回の成功祈願には多数のマスコミも取材に訪れ、今回の成功祈願を含めて、このプロジェクトそのものがテレビや新聞などで広く紹介されました。
今後UCHU DARUMAは、さまざまなところに展示されYODAKAの打ち上げから運用まで地球で成功を祈ります。まずこの後は花巻市の一大イベントである花巻祭りで展示される予定です。その様子はまたの機会にお届けいたします。
記事一覧へ