宇宙をテーマに花巻を盛り上げる民間プロジェクト「花巻スペースプロジェクトUP花巻」
参加している岩手県立花巻北高等学校(花巻北高)「学びの祭典・冬」(2022年12月22日(木)から24日(土))にてUP花巻のプログラムに取り組みました。
プログラム中に開催した東京大学大学院工学研究科中須賀教授のオンライン講義の受講、NASA宇宙飛行士訓練でも活用されているブロックを使った自己理解ワークショップ、センサーワークショップは、生徒たちが座学とワークショップから宇宙開発への理解を深めると同時に、コミュニケーションスキルの大切さに気付くきっかけにもなりました。
12月22日(木)は東京大学大学院(東京都文京区)で教鞭をとられ、超小型衛星開発の第一人者である中須賀真一教授と花巻北高の教室をつなぎ、オンラインの特別講座を1・2年生が受講しました。
講義では、衛星開発の流れや衛星の技術的制約などについて学びました。
22日(木)から24日(土)にかけては各クラスごとに「ブロックで自己理解」ワークショップを体験しました。
ブロックを使った自己理解ワークショップは米NASAでも宇宙飛行士のコミュニケーション訓練に取り入れられている手法です。限られたブロックのパーツと時間を活用し、自分たちを表現する作品をブロックで作成し、それを使ってお互いの認識について言語化していくことで自分と他人の性格の認識のズレに気付いていきます。
参加者には自己理解とコミュニケーションの重要性について感じとってもらうことを目的としています。
衛星の機能の一つである「センサー」に注目して、衛星におけるプログラミング技術について学びました。
先人たちが失敗から学び改良を重ねることでミッションを成功させてきた衛星開発の歴史について講義を受けた後、生徒たちは自分たちでプログラミングをして動かすことのできるロボットトイを使って、「トライ&エラー」を体験しました。
写真=全て花巻北高校提供
「百年生きる君たちが花高百年の学びを創る」のキャッチフレーズのもと、「学ぶ力の育成」に力を入れる岩手県立の高等学校。2022年度から2年間の「スペース・プロジェクト」を掲げ、全校生徒で宇宙をテーマに学びを深め、「宇宙に一番近い高校生」として、横断的な学びを経験し、非認知能力や起業家精神の育成を目指し、挑戦と失敗を繰り返しながら実践的な課題設定力や意思決定力を育んでいる。2022年に創立90周年を迎えた。
学校名:岩手県立花巻北高等学校
設立:昭和6年3月5日
所在地:〒025-0061 岩手県花巻市本館54番地
学校長:須川和紀
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